タイトルの意味は説明するまでもありませんが、ワタシが1反の畑をお借りすることができたのは正に「回ったから」に違いありません。
土地を借りるということは何の伝手もない者にとってハードルが高いのです。
ワタシの住む街は所謂「中山間部」と区分けされる地域で「限界集落」とまでは行かずともそれに近い集落があちこちにあります。よそ者がどっかに畑ないかな~貸してくれんかな~とフラフラ車で見回ってるとイッパツで不審者として通報されそうなくらい閑散としてます。
それに直接何の面識もないまま畑なり田んぼなりで働いている方にいきなり「貸してもらえそうな畑(または田んぼ)ないっすかね?」と聞いたところで「あるよ」なんて返ってくるわけないのが普通だと思います。
でもね見渡せばあるんです、『耕作放棄地』が、あっちにもそこにもここにもいっぱい目に入ってくる。
無いわけなかろーが!と思いつつもその「近くて遠い場所」になかなか近づけないのが現状なのです。就農目指して農地を探してる、あるいはその経験がある方は分るでしょうね。
ご存知と思いますが、農家でない者は農地を取得できません。名目上は借りることも不可。
だから農家の方が好意で貸してくださったとしても借主は「闇の小作人」なわけです。
「闇の小作人」(なんだか怪しい仕事人みたいですが・・)なんかヤダって方は一応法に基づいて借主としての条件を満たさなきゃダメなんです。ただし市民農園は別ですよ?農家じゃなくてもOKです、市民のための娯楽農園だから。
地域によって下限面積は違うようですが農地法で農家としての耕作面積の下限を設けいてます。北海道は2ヘク、一般的には5反だっけか?ワタシの地域では1反でもOKです。許可は地主だけじゃないですよ?その地域の「農業委員」のハンコが必要なのです。
「農業委員さん」てのは結構な実力者です。この方の許可がないと「闇」なわけですから公的な支援(資金調達やら規模拡大に際しての各種助成制度、農地の斡旋などなど)は受けられません。当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
それに「許可だ?申請だ?えーいめんどくせぇや」って直接交渉で借りることができたとしてもその後、万一地主との間でトラブルが発生したら・・分が悪いのは多くの場合借主の方になっちゃうと思います。
農業委員の許可をきちんと受けて、貸借条件も双方で確認了承して気持ちよく安心して畑で野菜なり、田んぼでお米なり作る方がいいに決まってますよね。
それじゃぁどうするか。
ご想像通りかもしれませんが「人脈」に尽きるわけです。
人です、人。
人脈なんかあるわけないでしょ? 全くの新規なんだから・・。
だから、そんなワタシらの願いをかなえてあげようじゃないって全国に「担い手育成」があり、新規就農窓口がある。
そこに相談すれば、どうやって農家になればいいかちゃんと話してくれるし、相談にも丁寧に乗ってくれる。イベントも紹介してくれるし資料もくれますよ?立派な冊子やパンフをタダで。至れり尽くせりですよ。
でもね、大概うまくいかないんです。的が外れちゃってて。相談してるうちにチグハグになっちゃってわけわかんなくなって、やっぱ無理だわ止めとこうって思いに至るケースもけっこうあるわけなんです。
ウソだと思うなら行って相談してみてください。
前にも書いたけどかなり条件つけられちゃいますよ? いまこの地域はこれがお奨め作物ですよ。これやんないと地域から弾かれちゃうかもね?なんて決して言葉には出ませんが、そんな含みを感じつつ、あっ当面の生活費は用意しとくほうがいいっすよ?で2年分の生活費、貯金ありますか? えっ?ないの? ふ~ん、じゃ道具か技術は? えっそれもない?
う~ん、じゃぁとりあえずどっか研修に入ってアルバイトでもしながら貯金しましょう。
貯まったらまた相談に来てください。 はい、これ資料。あっ借りたい場合もここ、こんな制度もありますから。 じゃまた!っておいっ!!
こんな酷い担当者はさすがにいないと思います。(多分・・。)でも雰囲気はこれに近いっすよ?門前払いって感じです。
またきやがったな・・。ちっ、自分がやりてぇものぐらい決めてから相談にこいってんだ、コノヤロウ
by心の叫び(想像編)
こっちはこっちで、大体な、生活費として自由に使える貯金が500万も600万もあってだよ?その上でハウスだトラクタだ、草刈機だ動噴だって買える金を借りてどうしてそこまでして農業やんなきゃなんねーの? オレっちはどうかしちまったのかなって思うでしょ?
道楽じゃなくて生活したいわけなの、農業で。その相談なのよ。
金と暇がありあまってて使い道に困ってるわけじゃないの。
えーい、もう止めじゃ!ってならないような方法。
それが「急がば回れ」ってことです。
長い長い記事でした。 続き・・書きますね、このままだと半端だから。
また長いの。 じゃ、また・・。
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