で、その1からの続きなんだけど
何を出すにも値札には「野菜 ○○○円」と一括りにしてる。
そしてメールでその日の売上結果がくる。
今日の出荷個数と自分のつけた価格(目標販売額)と照合して売残りをチェック。
品目は「野菜」だから値段でしか品目別の売上明細はわからない。
翌日売れたら? 店の判断で値引きしてたら?(なるべく売り切ってもらえるよう売残りを引き取らない約束で出荷している)違う品目で同じ販売価格をつけていたら? 店の判断で廃棄されたら?
誰もいない早朝などの時間に持っていくから仮に開店前に盗まれたとしたら? 万引きにあっていたら?
そうなんです。 品物だけ好きな時間に何の伝票も無しで持って行き、売れた金額の何割かを販売マージンとして店に支払う、このシステム。
いくら出荷し(これは控えてるからOK)、いくら売れ(トータル金額はメールでわかる)、何がどれだけ値引きになり、何がどれだけ売れ残ったがやむなく廃棄になったか。
これは正確に明細がわからないのです。たくさん出せば出すほど、頻繁に出せばより複雑になって訳わかんなくなる。
自由で簡単で出荷はすごく楽だけど・・持ってきて売れた分だけの適当であり、言い方変えれば『ものすごくアバウトというかルーズ』。
普段はワタシ、サラリーマンで畑違いの仕事してますが、こういうケース通常は考えられない取引内容です。
農業界の常識?田舎の常識? 前にも畑を借りる・・で記事にしたことありますけど
普通こういうことはやらねーよなぁ・・と思うことが農業の世界では罷り通る場合が極たま~にあるような印象があります。
さて、話しを戻して
チェック方法はあります。
品目ごとに値札を発行して売るとか、店に必ず閉店間際に行って自分の品を数えてみればいいし、店の人に値引きしたか捨てたか聞けばいい、など。
でもね、ワタシ出荷の度にそんなことしてる暇がないのです。
そこで、知り合いの専業農家さんに聞いてみましたよ
「うちはあそこをメイン出荷先にはしてないし、量はあるからあまり酷いことはしないだろうし現状はロスを含めて特に問題ないよ」
「出荷は(従業員に)任せてて。でもキミの疑念はわかるよ、そのような問題があるようだと聞いてるし、値付けでいろいろ最近言うようになったともね。」
「値付け指導するならウチは出さないよって言ってやったよ(笑)」
ほほー 俺っちだけじゃないのね。
委託販売の泣き所か?この店だけか?
これは調査だな~と。
直売所と意向が違うからってケンカしても仕方ないし、何も得することないです。
気に入らなきゃ他所へ持っていけばいい、自由だから。
でも、包装袋にしたってバーコード値札にしたって農家が買ってる資材。
前にも書いたけど収穫して商品にするまでには当然これらのコストも手間もかかってる。
それを軽~く扱われるのはこちらの気持ちとしては良くはない。
零細個人農家は値段をどうつければいい? お店に教えて~なんてワタシは聞きたくもないです。エラソーに売ってやってるんだぞ!ってな態度が見え隠れする奴なんかに「いくらつければ売れますかね?シロートだから教えて~」とヘーコラ頭下げるなんざワタシには無理。
で、考えましたよ。
またまた長くなったので・・え~と待てよ? 話し、つまんない?
あまり区切っても・・
じゃぁ読みたい人だけ続きをどうぞ。
えーとどこまでだっけかな? 続きだね
ハイ
さて、直売所への出荷で「メリットは何だ?」ということ、または「買うのは誰だ?」と基本に戻り
そこに来る農家さん。「専業」もいれば「お年寄りの生甲斐対策」「家庭菜園」「兼業農家」野菜もいれば果樹も米農家もいろいろ。漬物やら惣菜やらの個人だったり団体?加工業者だったり、これもいろいろ。
一番から2,3時間は良く売れる時間帯でもあるし、いろんな人が納入に来る時間帯でもある。
中には年間数千万の販売はあるだろうな~の専業農家さんもいるので、納入されている品々と価格をぶら~と見ながらさりげなくチェック。
で、あまり忙しそうでなければ、すかさず声をかける。
直売だけで生計を立ててる人もいるだろうし。
そこそこの規模で専業なら出荷先をいくつも抱えてるのが大抵だし。
別に売れても売れなくても構わない趣味だけの人も。
自分なりに目標額を定めていかにして売ろうかと悩んでる人もいる。
「なぜこの値段なのか」 「売れるためにどんな工夫をしているのか」 「畑はどこにあるのか」「施設か露地か」 「ここではどんなものがこの時期人気なのか」 「一日に何度店に持って来るのか、または様子を見に来るのか」 「他所の直売所はどんな様子か」 「だいたいどれぐらい平均的な目標でやってるんだろ」
「客層は曜日によって違うのか」「曜日によってメリハリ出荷してるのか」「ほかの人はこのお店にどのような印象を持ってるのか」「疑念はないのか」「納得満足して出荷してるのか」ありとあらゆる疑問が頭の中に浮かぶ。
色んな商品、手作りのポップ、簡単なレシピを同封している野菜もある。
こうしてみると、やはり売れるために何をしているのか・・試行錯誤はあるんだなぁということがわかる。
話しのネタは手元を見ればいっぱいあるし、お年寄りは話しすることが好きみたいだし
こりゃぁいいぞ
今までは誰もいない早朝とかに商品を置いて帰って、売上結果だけで判断してたけど
現場で学ぶことは多いと改めて気付く。
この地域、この店、この時期、何をどうすれば売上が上がるのか。
買うのは主婦だけじゃない。包装の仕方、販売の量単位では飲食店なども仕入に来る。
ということは、
ここで日常的に誰彼かまわず話をすれば、この地域一帯の生産から流通、一般消費者までのあらゆる人々と繋がりが持てるし、知り合いになれるということだ。
これは直売所ならではのことかもしれない。
お金では買えない「おいしい情報の宝庫だ」
他の出荷農家さんと売り場で話してると、お客さんが○○さんのトウモロコシ出てない? あの人の長ナスは? これどうやって食べるの? いろいろ声がかかる。
へぇ、生産者指名で買いに来る人いるんだぁ
これ、ちょっと多いのよねぇ ・・ん、田舎だからって大家族とは限らないよなぁ、量ね。
同じものばっかりねぇ・・。
品種は違うんだけどなぁ・・あっそうか、品種名を袋に書いてみよっかな。
色々とアイデアが浮かぶ。
おう、そうそう 現場だ。ん、現場しかない。
店の言うことも間違いじゃないけど、店の言う通りにする必要は全くない。
要するに、探して買てくれる俺っちのお客を作ればいいのだ。
俺がキャベツは120円と言えば120円。値下げなんかしなくても売れるんだよって言えるように。 その方がお店だって売上げになるわけだし。
実際、周りより少しだけ高値つけてる人のものが朝一からどんどん売れる。
残った少量の安値品は見向きもされない・・なんてこともあるみたい。
小さなブランドなんだねぇ・・へー
これは今までのモヤモヤしたワタシの販売ロス分。
この授業代なら安いぞ~って思いました。
通常お互いに知り合えないだろう農家さんと話しができると
収穫野菜の保存法を教えてくれたり、場合によっては置き場を提供してもいいよ~
(これは特別親しくしてる農家さんだけどね)などと言ってくれたり。
このタイミングでこの資材を使うと腐りにくいよ~というノウハウを得たり、あの人はこんな方法でやってるよ~みたいなこと。
もうね、みなさん この地域の人だから試してみる価値あるナマ情報いっぱいなのです。
うれしかったですね。 うん、うれしかった。
長々と読んでくれた方に・・多分直売所に行ったことあるとか興味ある方でしょう?
そこらへんにいるおばちゃんやおっちゃんに話しかけてみてください。ぜひに。
お勧めしますよ? 直売所は社交場だから (爆
あとね、参考になるかどうかわかんないけど・・情報を得ようと思うなら・・
持ってる情報は出しましょう、お互い様だから。
あと、ワタシの場合は直売出荷で生計を立てようなどとは思っていません。
将来的には何か核となる販売先を持ちたいなと。
今は兼業だし、殆ど道楽状況だからチャンスがあったとしても乗れないけど(笑
この話し、このところ売上予測と実績がどうしても合わないし、店との会話でどうもソリというかモチベーションが下がる思いをしてて、何となく便利なんだけど一抹の不信感があってモヤモヤしてたので、嫁さんに「なんか腹が立ってきたからちょっと確かめてくるわ」と言って店に行ったわけです。
嫁さんはワタシの代わりに出荷してくれてるし、値札なんかも作ってきてくれるんだけど
ワタシが「もうこんなとこ、二度と出すもんか!あほっぼけっ!」と、てっきりケンカしてくるもんだと思ったらしく
もう買い物には行けないし・・見えないように裏口からスーパーへ行かなきゃなぁ。。て思ってたそうです。(爆
ハラハラドキドキww
だから・・言ったでしょ? お店とケンカしても得することは何も無いって。
わかってるし、一応ワタシ 「お・と・な」 ですから(笑
長々とありがとうでした。ww まだまだいろいろあるだろうけど、こんな調子でがんばりますよ。
